イベントレポート

尼崎市立琴ノ浦高校にてイベントを実施しました。
2月16日、尼崎市立琴ノ浦高等学校にて、ホームルームの時間を使い在校生へ向けた就労イベント「アマリンクス動画上映ワークショップ」を開きました。企業側から高校への訪問が難しい中、アマリンクス(AmaLinks)事業の一環として高校生に尼崎の企業を紹介し、広く知ってもらうこと、地域への進路選択の一つと考えてもらうことを目的としています。当日は新型コロナウイルス感染症対策を徹底した上で、学校の先生方にもご協力いただき実現しました。
ワークショップの進行は株式会社エアグラウンドが担当し、畠中裕介社長とデザイナーの遠藤百笑(ももえ)さん(下の写真)、ディレクター赤松祐有(ゆう)さんが参加。アマリンクス(AmaLinks)サイトで公開中の業種の異なる企業4社について、どんな会社でどんな仕事をしていて、どういう人が働いているのか、仕事のやりがいなどを1社あたり2分半の動画で紹介しました。動画の上映後にはミニクイズを出題したり、感想のアンケートを実施したりと、高校生がただ見るだけの受け身にならないような工夫も。

動画を含めたアマリンクス(AmaLinks)サイトの制作にあたり、掲載企業を取材したエアグラウンドのスタッフからは、取材時の秘話や、社長の人柄などエピソードの披露もありました。紹介された4社の中には琴ノ浦高校の卒業生が活躍している企業もあり、生徒たちにも身近に感じられたのではないでしょうか。
感想を聞いたアンケートの結果、生徒からは「自分の知らない仕事が多かった」「バイトと全然違う」と驚く声が上がった一方、「仕事を選ぶときに役立つ」「目立たなくても人の役に立つ仕事をしてみたい」「自分が就職する場合でも一番気にするところがわかった」など、今後の進路、就職を自分のこととして考えたと思われるコメントが多く見られました。
アマリンクス(AmaLinks)プロジェクトで制作した動画は、企業紹介をテーマに、内容については高校生をはじめ就職希望者が見ることを念頭に置きました。そこで、業績などのデータに加え、企業を見て話を聞きたい学生に代わって質問をして、社長をはじめ企業の案内役や現役社員に答えてもらう企業訪問・見学風に仕上げました。今回のイベントに対し、高校生からは「普段、社長の意見を聞く機会がないのでとてもためになった」「社員さんがとても仕事を楽しそうにして良い会社だと思った」「動画がとてもわかりやすかったので楽しく見られた」などの感想が。高校生への訴求には、動画、そして親しみやすさという、最近の企業広報の流れを裏付けるものとなりました。

イベントの最後には、エアグラウンドの畠中社長(上の写真)が挨拶に立ちました。
「動画を真剣に見てくれてありがとう!その姿に感動しました。このアマリンクス(AmaLinks)の取材は短納期で苦労したので頑張った甲斐がありました(笑い)。アマリンクス(AmaLinks)で取材した企業さんは、仕事はあるのに人がいないから仕事がまわらない、といった会社が多かったです。このコロナ禍でも仕事はあります。そして、企業の社長さんは人を育てることに真剣です。『はじめから資格なんてなくていい。元気で素直な子だったらいい』とおっしゃっていました。そんな社長さんと話したくなったら、ぜひ、アマリンクス(AmaLinks)のホームページに問い合わせ欄があるので、そこに連絡してください。少しでも興味を持ったら行動してほしい」と高校生たちへ伝えました。

今回のイベント運営には、高校生と企業、仕事を結びつける活動をしている一般社団法人ワカモノートの大学生インターン(上の写真左の2人)が参加。高校生がどんなことに関心を持つのか、スライド上映をはじめ、どうプレゼンテーションをしたら企業の良さが伝わるのかなど、運営を手伝いながら熱心に見学していました。
琴ノ浦高校の第2学年主任・丸本利幸先生(下の写真左から4番目)からは、次のような感想をいただきました。
「短くまとめられた動画を中心とした企業紹介と軽快な司会、終始明るい雰囲気のなか各動画の間に行う感想記入やクイズと非常にテンポが良く、生徒たちも飽きることなく実施していただき大変良いワークショップとなりました」。

2021.2.16実施